腰痛日記(腰痛に伴うメンタル編)
ヘルニアによる腰痛を患ってから、
腰がなかなか良くならないことによって
メンタルが砕けがちだ。
ましてや手術を2度したとなると、
「本来ならもう治ってるべきだ。」という
気持ちがあって、中々、痛みを感じる
自分を受け入れられない。
ネプチューンの名倉潤さんが頸椎の
ヘルニア手術後にうつ病を発症していたけれど
そうなってしまうのはよく分かる。
私の話で恐縮だが痛みによって職を失った。
長時間の仕事に腰が耐えきれなかったのと、
二回の手術で休職期間を使い切ってしまったから。
仮に手術が上手いこと言ったとしても
手術前とは体の調子が違うかもしれない。
私も実際2度の手術で体力がガクッと落ち、
体調を崩すことが増えた。
日常生活にはもう戻れないかもしれない
仕事を失ってしまうかもしれない
一生痛みを感じながら生きるのかもしれない
ありとあらゆる不安に押しつぶされそうだった。
お風呂の中で毎日泣いていた。
ある意味、私もうつ状態ではあったと思う。
せっかく親に大学まで出してもらったのに、
仕事も復帰できず私は何をしているんだ、
と自分をよく責めていた。
手術後、リハビリのために近所のジムへ
水中ウォーキングをしに通っていたが、周りは
仕事を引退した高齢者の方々しかいなかった。
悠々と自らの健康のためにプールで泳ぐ姿を
見る度に羨ましくて仕方なかった。
そんな自分に嫌悪感を感じながら、粛々と日々
カルキの匂いがツンとくるプールで私は歩き続けた。
リハビリの甲斐があったのか、
ペインクリニックに通って腰の神経を何度か
焼いたのが功を奏したのか、手術をして
半年後にようやく時短だが社会に復帰した。
この半年は一見穏やかな日々であったが
心の中ではこんな苦しい日々があるのか
と思いながら生きてきた。
どうしてこんなことになったんだろう?
自分の生き方は間違っていたのだろうか?
とか思ったりするかもしれないけども、
考えても答えの出ない事は考えない方がいい。
なぜ?を自問自答して自己分析することは
就活では役に立つかもしれないけれど
答えのないものはマイナス思考に陥るだけだ。
それよりも自分の腰の状態でどうやって
生きていくかを考えるほうが現実的だ。
そして、自分が楽しめることを
見つけることが大切だと思う。
私は、昨年後半からモニター懸賞を
はじめたのだけれどもこれを趣味にして
楽しんでいるからか腰が良くなってきた気がする。
(単に日にち薬な気もするけど)
おそらく、腰痛持ちは自分に厳しくて
真面目な人が多いと思う。(私も割と
今までストイックと言われる事が多い)
遊ぶことに対してもなんとなく怠けているよう
な気がして罪悪感を感じて楽しみきれない人も
多分いるんじゃないかなぁ。
全然そんな事ないし自分の好きなものを
腰痛で療養しているこの時に思いっきり
楽しんでほしい。
腰が悪くても自分が価値のない人間なんて
思わないで大丈夫。
自分の事を大切だと思ってくれている人に
とっての自分は存在するだけで
価値があるのだから。
私は腰を悪くしてからも仲良くしてくれて
心配してくれる家族・友人のおかげでそう思えた。
苦しい時に思い返す余裕もないけど今だと
本当にありがたい事だ。
ゴールがフルの仕事に復帰して病気前と
遜色ない日々を過ごすことを
日常に戻ることだとするのならば
もう少しかかるかもしれない。
それでも、少しずつだけど日々前に
進めているならいつかきっと辿り着ける。
そう心に留めながら日々を生きている。
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